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自己紹介
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特許ライターとして感じたジレンマ

 私は大阪に在住し、大阪工業大学で電気工学科を専攻しました。
卒業後は特許事務所に勤務して、長年特許または実用新案の明細書を作成したり、
特許庁から拒絶された発明や考案を権利化するための意見書などの中間処理書類を作成する仕事を行って参りました。

 電気・機械・情報の技術に幅広い知識を持っており、
これまで、X線、電磁波、光などを用いて各種物理量を計測する計測器、
自動車製造ラインや車載LAN、複写機、鉄道電力供給システム、情報通信システムなどの電気・機械・情報にかかわるものや、
水栓機器、衣料品、土木建築に関係する装置や方法について担当してきました。

 これまでの業務において、企業の発明者との対話を行った経験により、
過去に特許になった発明(以下、先行技術といいます)との差異を明確にし、
最も広い特許または実用新案登録の請求範囲とすること目指して明細書作りを行って参りました。

 加えて、何件もの特許を登録まで手続きしてきた経験に基づいて、特許として登録するためには、
出願時にどの程度の記載が有効かといったノウハウを熟知しています。

 そこで、発明者による発明が未完成である場合や、特許化が難しい場合には、必要な資料を揃えてもらったり、
具体的な内容を明確にしていただくことにより、明細書を作成してきましたが、特許事務所の担当者としては、
具体的な構成の見当がついてもあえて発明者のアイデアを引き出すように打ち合わせを行って参りました。
ここに特許ライターとしてのジレンマがあるのです。

 このホームページを介して個人発明家の方々のお手伝いをし、少々発明が未完成であっても、
具体的な構成の穴埋めは共に煮詰めるようにして、共に一つの発明を完成させるようにしていくのはいかがでしょうか?


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